超巨大ドローンをつくってみた!(その2)


数千ドルを払い、1週間後に中国から無事キット到着!
中国らしくウン十万円するモノの割には、粗末なダンボールに中身もまた雑然とビニールに小分けにされて入れられていました。

注文品が全て有ることを確認後、いよいよ組立て作業!に入るわけですが、予想どおりこれがまた大変な作業の始まり(笑)となる訳でした。。

まずセンターフレームに可動式脚を取り付け自立するようにしてから、各翼アームを取付け、翼アームの先端にモーターを180度逆さに二つしっかりと取り付けます。
モーター電流を制御するアンプも放熱を考え適切な位置に取り付けます。

なおドローンのネジ・ナットは飛行中の振動で必ず緩んでくるので、すべてネジ止め剤を付けて締めます。

 


丸束で付いてくるケーブルを必要な長さに本数分切り、モーターやアンプ類に接続する分はバナナプラグを丁寧に半田付けします。

半田についてですが、ヘリやドローンは飛行中、常に振動が加わるので半田もしっかりと丁寧につけておかないと、浮きや剥がれで事故に繋がります。


つづいて駆動バッテリーからの電源を各所に分ける配電基板パネル製作。配電数を考えこれまた丁寧に半田付け。そして基板各表面をショート防止用ボンドで固めます。


各結線が出来上がるとこの様になります。

 

 

 

基板パネルまわりは結線されたといっても、全体で見るとご覧のようにカラーテープで色分けされたケーブルが散乱状態!一つ一つ間違いが無いか確認しつつの結線作業になります。


毎晩4~5時間、現場帰りや仕事終わりでの作業が深夜まで続き、疲労困憊でしたが、業界初!的なモノを作るパイオニア感がたまらなく、大空を飛ぶ日を夢見て、日々どんどんテンションは上がっていきます!

ウチを訪れるお客さんも「これ何ですか?? ん、ロボット?」と誰もドローンには見えないようで・・(笑)。

 


皆、怪訝な目で見るロボット君。

製作開始から20日経過、いよいよコンピューター周りの設置です。

フライトコンピューター・ジャイロ・ハブ・GPSアンテナをレイアウトを考えながら固定します。

 

そしてA2フライトコンピューターにGPSアンテナやジャイロからの信号線と8つの各アンプに出力する信号線を差し込みます。

さらに、全体をスッキリと飛行時に影響の無いように結束バンドで配線をまとめます。

いよいよ見た目もドローンらしくなってきました!
時計を見ると・・今夜も11時です。。

慎重に初電源をいれ、各機能設定の為PCにUSBで接続し、専用ソフトで各項目を入力します。(怖いので、とてもプロペラはまだ付けられません!)

 


設定が終了したら、操縦用プロポを使い、実際に各軸モーターが指先の操作に正常にに反応しているか? 各種付加機能は正常に作動しているか?を念入りにチェックします。

写真は可動脚が正常に上下するかのテスト、吊り上げるしかない!


そして、すべてが問題なし!となり、ついに(祝)初フライトテストに望むこととなりました!

製作開始から1ヶ月半掛かりました。今夜は良く眠れそうです。
初フライトの様子はまた次回!